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長野県のほぼ中央、松本盆地の南端に位置する塩尻市。ワインや漆器、趣ある宿場町など歴史や文化が残る一方、2018年にオープンした「シビック・イノベーション拠点スナバ」などをきっかけに地域外からも人が集まり、さまざまなプレーヤーが存在するからこそ生まれる多様な視点を活かしたまちづくりが注目を集めています。
今回求人を行う「合同会社en.to(エント)」は、そんな塩尻市の中心エリアにある大門商店街(だいもんしょうてんがい)で、滞在型交流拠点en.toを運営する会社です。今あるのは全10室のシェアハウスとコミュニティスペース、芝生が敷かれた居心地の良い庭。建物はまだ改修の途中ですが、地域内外の人の交流を生み、地域が元気になるきっかけを生み出そうと始まった拠点です。
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募集するのは「家守」と「サポーター」の2つのポジション。en.toを運営する合同会社en.toの横山暁一(よこやま・あきひと)さんと、格清伸二(かくせ・しんじ)さん、上田直子(うえだ・なおこ)さんの3人にお話を伺いました。
塩尻市に溶け込む滞在型交流拠点「en.to(エント)」
2023年12月にシェアハウスの一部が完成し、人が住み始めたen.to。2024年5月に10室全てがオープンし、現在は5人の入居者と3人の2拠点会員が暮らしています。
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上田さん「現在入居しているのは、誰かしらのつながりで紹介されて来た人がほとんどです。コミュニティスペースの運営者やボードゲーム会の主催者など、もとから自分で何かをしている人もいますし、市内のブドウ園で働くために夏の間だけ住む人、インターンシップに来た大学生、リモートワーカーなど属性はさまざま。なかには塩尻市在住の人もいて、部屋に本を並べて“en.to図書館”を開いてくれています」
上田さんは2024年6月まで塩尻市の地域おこし協力隊として活動していて、関係人口創出のミッションに取り組んでいました。en.toには立ち上げ初期から関わり、今は合同会社en.toの業務執行社員であると共に、家守業務において中心的な役割を担っています。
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上田さん「塩尻市には、en.to以外にもたくさんの交流拠点やコミュニティの場があります。協力隊として活動していた3年間も多くの人が塩尻に興味関心を持って来てくれましたが、公民館や自治会など“地域で暮らすコミュニティ”との接点が持ちにくいのが課題でした。地域を盛り上げるには、実際にそこで求められていることや暮らす人の考えを知り、分かり合うためのきっかけが必要です。より地域に近いところで、人と人との橋渡しができればと思い、en.toに関わるようになりました」
もうひとりの格清さんは大阪府に自宅があり、平日は東京都内の企業で働く会社員。上田さんと同じく業務執行社員としてen.toの経営に関わり、「おためしナガノ」という長野県の移住・定住促進の制度を併用しながら3拠点を行き来しています。
格清さん「コミュニティの場という意味でよくen.toと比較されるのが、塩尻市が運営するシビック・イノベーション拠点のスナバだと思います。もちろん僕らも利用していて一緒に活動していますが、スナバが“個人の成長を育み、チャレンジを応援して実現する場”だとすれば、en.toは“地域を主語に、そこに暮らす人たちの挑戦や成長を実現するためのエンジン”です。地域活性というとちょっと仰々しいかもしれませんが、en.toをきっかけに地域に関わる人が増え、塩尻市や大門商店街が元気になっていけばいいなと考えています」
en.toのシェアハウスは寝る場所や住む場所であると同時に、「居心地の良い元気な地域に寄与したい」と願う人が集まってできた場所。プロジェクトが始まった2021年当初は「もっと尖った印象があったかもしれない」という上田さんと格清さんに、これまでの経緯について伺っていきます。
大きな理想を実現するため、個人から地域へと主語をシフト
プロジェクトの最初の舞台は、昭和初期に建てられたギフトショップとその大家さんが暮らしていた母屋でした。ギフトショップは、もとは「ハリカ」という名で、ピーク時には1日に200万円以上の売上があったような大門商店街のなかでも象徴的なお店のひとつです。しかしそんなハリカも、社会の変化とともに業績が低迷するなどして閉店。プロジェクトが動き始めるまでの10数年は“空き家・空き店舗”としてシャッターを閉めていて、近いうちに取り壊される予定でした。
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上田さん「地域の人たちと話をしていると、みんな何かしらハリカで過ごした思い出を持っていて、多くの人に愛される場所だったのだと感じました。このまま建物が壊されて更地になってしまえば、その思い出も消えてしまう。そんな危機感から有志が集まって2021年11月にプロジェクトが立ち上がり、6回の片付けイベントを開催して建物内部の大掃除をしました。片付けをしながら“この場所で何ができるか”と知恵を持ち寄り、シェアハウスとゲストハウスを核にした拠点整備の構想が立ち上がっていきました」
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1年かけてイメージを固め、本格始動をしたのは2023年。傷んで使えない箇所の解体や改修を行って、まずは大家さんが暮らしていた母屋をシェアハウスとして再生するためにクラウドファンディングなどで資金を募り、その受け皿として合同会社en.toが設立されました。その代表に就いたのが、地域ぐるみで人材を生み、育て、集める「地域の人事部」をテーマにさまざまな事業を行っている横山さんです。
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横山さん「リアルな場で地域に関わり、愛着を持って自ら地域の担い手になる人材。そんな次世代をen.toから輩出していきたいと思いました。クラウドファンディングでは、“新しい公共がつくる、資本主義では説明できない社会”をテーマに200人近い支援者の方に支えていただき、最終的に2,000万円ほどの資金を調達しました。会社設立に向けて出資したメンバーは僕らも含めて29人。掲げた理想が高かった分、たくさんの期待を一挙に背負ったプロジェクトだったように思います」
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改修工事が本格的に始まったのが2023年7月で、11月にプレオープン。ちょうど同時期に塩尻市が実施していた中心市街地活性化の取り組みがあり、市役所の職員や商店街の人など多くの人がen.toを訪れました。また翌年5月の正式オープンでは、大門商店街を舞台に開催されている「大門マルシェ」と重ねてen.toのオープニングマルシェを企画。地域の三味線クラブの演奏や、塩尻市内で開業を希望しているシェフのフレンチの振舞いなどもあり、盛大なお披露目会が行われました。
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しかし、大きな理想を実現していく過程には、取り組んでみないとわからない課題がいくつもありました。
上田さん「塩尻市やen.toに限った話ではないと思いますが、いくら“地域にとって良いことをするため”といっても、個人や企業が投資や寄付をしたり、行政が予算化できるお金には限りがありますし、実際に活動に継続的に時間が割ける人も限られます。また、古い建物にはトラブルが付きもので、なかなか改修工事が進められなかったり、当初見込んでいたよりもどんどん改修費が膨らんでいったり。私たちも計画を変更したり、一部をあきらめたりしながら進んできました」
当初描いていたのは、シェアハウスとゲストハウス、イベントスペースの3点が重なることで、「地域内に新たな自己実現の場を紡ぐ」というストーリー。しかし、「どこの地域にもない、すごいことをやるんだ」という意識が先行しすぎてしまったせいか、描いた夢と目の前の地道な作業とのギャップや上手くいかない現実を前に、一部のメンバーの足が遠退いていってしまったこともあったといいます。
格清さん「それぞれの挑戦したいことややりたいことを持ち寄って助け合い、支え合って地域をつくりたい思いに変わりはありません。ただ、その実現のために主役となるべきなのはあくまで個人ではなく地域です。自分たちの挑戦したいことや取り組みたいことは、本当に隣で暮らす人のためになっているのか。色々と議論を重ねた結果、今は、シェアハウスを軸に、改めてen.toが地域に寄与できるポイントを探しながら進み始めたところです」
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「en.to」をきっかけに、地域の暮らしに目を向ける人を増やしたい
思いを新たに始めた第2フェーズ。多拠点生活を実行中の格清さんは、地域の人たちが大切に続けている祭りへの参加を通じて、積極的な地域交流を始めました。
格清さん「僕が住んでいる大阪の高石市では、毎年盛大なだんじり祭りが行われています。塩尻でも地域の祭りに参加してみようと思い、今年初めて“玄蕃(げんば)祭り”という盆踊りイベントや地元の神輿に混ぜてもらいました。最初はen.toや僕への警戒心もあったかもしれませんが、それをきっかけに会話が増え、最近では公民館の催しにも顔を出しています」
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大門商店街の三番町には立派な設備が整った公民館があり、月に一度「三番町居酒屋」という飲み会が企画されています。格清さんも、今ではすっかり三番町居酒屋の常連です。
格清さん「一緒に神輿を担いだりお酒を飲んだりしていると、身の回りに熱い想いを持つ人がたくさんいるのを感じます。普段僕らが話をしているのは70代から上の年代が中心ですが、en.toに来る若者や地域外の人に対しても、『やりたいことがあればできる限りサポートしたい』と言ってくれる頼もしい人たちです。一方で、単に住む場所として地域を捉えている人がいるのも事実。祭りも神輿も参加しているのは一部の人だけで、もったいないなあと感じています」
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今のen.toに求められているのは、自分たちが主体となって地域での暮らしを楽しみながらも、第三者として地域の人たちの地域への興味関心を引き出し、みんなが内に秘めている想いを一緒に形にすること。例えばとても美味しい漬物を漬ける人がいれば、en.toでたくさんの人に食べてもらう機会をつくったり、パンづくりが得意な人がいれば「イベントで販売してみない?」と声をかけたり。「en.toをきっかけに誰かのやりたいことが加速したり、地域が元気になったりする後押しができたら」と格清さんはいいます。
格清さん「『 誰かいるなら遊びにい行ってみたい』、『ちょっと話を聞いてほしい』などという声も届き始め、コミュニケーションや情報発信を強化していきたいと思っています」
「おかえり」と「ただいま」から元気なまちをつくる仲間を募集
少しずつ関係性ができ始めてきたところで、見えてきた今の課題は、格清さんや上田さんをはじめとする運営メンバーがen.toに常駐していないことだといいます。そこで、今回の求人では、シェアメイトと一緒に暮らしを創る家守を1人。そして、得意を活かして塩尻市を明るく元気にしてくれるサポーターを数人募集します。
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上田さん「家守にはシェアハウスに住む人たちの考えや希望を汲みとる役を、サポーターには、そうして地域やen.toを一緒に楽しむ役をそれぞれ担ってもらえたらいいなと思っています。シェアメイトからは『en.toに住んでよかった』、地域の人からは『en.toがあってよかった』、と思ってもらえるような空間をつくってもらえたら嬉しいです」
オープン以来、大きなトラブルは起きていませんが、例えばコミュニケーション不足が原因で暮らしに不便が生じる可能性はあります。家守にはそうしたリスクを回避するため、目配りや気配りを期待しています。
上田さん「今はゴミ出しや掃除などの分担は運営側がルールを決めて行っていますが、本来はみんなが暮らす家のこと。仕事だからきっちりこなしてもらうというよりも、家守を中心に住んでいる人やご近所さんと話をし、一緒に考える機会が増えていけばいいなと思います」
運営を始めてから今までも、2拠点居住をしたいという要望を受けて新しいプランを用意したり、交流のある農家さんが社宅のように利用できるプランを考えたり。一部の部屋をゲストルームとして短期でも宿泊できるようにし、「塩尻を訪れる人がまちと繋がれるエントランス的な場を提供できたら」という構想もあります。地域にとって果たせる役割を模索しながらさまざまな整備を進めているen.to。個人のやりたいことがシェアハウスの暮らしや地域と緩やかにつながっている様子は、さながら“住める公民館”のよう。
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だからこそ、重視するのはこれまでのスキルや職歴よりも、en.toのあり方と希望の暮らしとがマッチするかどうか。特に家守は多世代のコミュニケーションのハブ的な役割も担う、個人の素質が大きく影響する仕事です。
上田さん「やること自体は生活の延長にある簡単なことかもしれませんが、みんなが気持ちよく暮らせるように心を砕く、大変な役割だと思います。もちろん運営メンバーを始め仲間はいますが、自分も含めて嫌な思いをする人がいないよう、小さな気遣いができる能力は必須。誰かの喜ぶ顔を見るのが好きとか、目の前にいる人のために頑張れるとか、そういう人に向いているような気もします」
今回の求人は雇用ではなく、活動量に応じてシェアハウスの家賃やen.toの利用料がディスカウントされるという考え方をしています。家守もサポーターも「共にen.toを構成する仲間」であることに変わりはありませんが、家守に関しては家賃を全額免除。その代わり、例えばフルリモートで働きながら休憩の合間に家のことをしたり短期宿泊のゲストへの対応をしたり、ある程度en.toで過ごす時間を確保してもらえる人をイメージしています。
格清さん「サポーターは僕のような関わり方を想定していて、例えば月に何度かen.toを訪れ、自分の得意を活かしてイベントを企画したり、SNSなどの投稿でen.toや大門三番町、塩尻市の暮らしを発信したり。地域内外の人がen.toに興味を持つきっかけづくり、コミュニケーションの活性化を期待しています」
地域の人も入居者も。ここがあってよかったと思える環境づくり
自身もen.toの運営をするなかで、さまざまな出会いがあったという上田さん。顔の見えるつながりを通じて、en.toをどんな場所にしていきたいか、解像度も高まってきたといいます。
上田さん「家のまわりを掃除してたらご近所さんにおにぎりもらうとか、お隣さんに誘ってもらって地区の婦人会が主催するイベントに遊びに出かけるとか。これまで都会で暮らしていたので、そういうご近所付き合いがあるのは新鮮で楽しいです。誰かが困っているなら力になりたいですし、自分が困ったらこの人を頼ろうという顔が浮かぶ。日本全国いろんなところにシェアハウスはあるけれど、en.toに来てよかったと思える環境づくりを大切にしています」
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上田さん「以前en.toに、『自分のつくったご飯をみんなに食べてもらうのが幸せ』という人が住んでいたことがあります。よくキッチンに立っていて、『これつくったから食べる?』 と気軽に声をかけてくれ、とてもいい雰囲気だったのを覚えています。自分のできることもできないことも共有しながら、他者と支え合って生きるのが苦じゃない人、巻き込み上手な人なんかも家守のイメージに近いと思います」
塩尻市に関する知識はあってもなくても大丈夫。特にサポーターは住む場所に関係なくできることも多くあります。
格清さん「僕らも移住者だったり多拠点生活者だったりするので、『地域に溶け込めないかも』みたいな心配はいりません。今は逆に、すでに塩尻に住んでいる人が関わってくれるのもおもしろいと思っていて、冒頭で触れたen.to図書館のように地域の人がサポーターとして得意なことを持ち込んでくれるパターンにも期待しています」
ひと口に「地域の人」といっても、そのなかには子どももいれば大人もいて、商売をする人がいれば子育てをする人もいます。なかには「自分は地域に全く興味がない」と思っている人もいるでしょう。でも、いつの間にか挨拶を交わす人ができて、名前を知っている人が増えたとしたら、「ちょっと一緒にお茶でもしようかな」と思い始めたりして。お喋りするうちに、いつの間にか自分のやりたいことが見つかって。なんだかここで暮らすのが楽しくなって、塩尻市での生活が、より、意味のあるものになっていくのかもしれません。
かつてはギフトを通じて人と人の想いをつないでいた「ハリカ」が、今度は暮らしに根ざした交流を通じて人と人、人と地域をつなぐ場に育っていく。「en.to」の家守とサポーターは、きっとそんな“あたたかなつながり”の橋渡しをする仕事なのだと思います。
「自分だったらこんなことができるかも」と思ったらまずは気軽にお喋りから。「en.to」というリアルな場を起点に、塩尻市がもっと元気になっていく未来を描く、パワフルな運営メンバーが新たな仲間を待っています。
文 間藤 まりの
募集要項
[ 会社名/屋号 ]
合同会社en.to
[ 募集職種 ]
①家守&コミュニティマネージャー
②サポーター
[ 取り組んでほしい業務 ]
①家守&コミュニティマネージャー
・シェアハウス・ゲストハウスの管理業務(清掃/備品管理/ハウスルールの整備など)
・見学者や利用者の受入れ
・SNSなどでの情報発信
・地域活動への参加、地域の方とのコミュニケーション
②サポーター
en.toの運営サポーターとして運営の一部を体験しつつ、地域に関わるきっかけとして頂きます。業務内容は一人ひとりの関心に合わせてご相談となります。
▼活動例
・en.toでのイベント開催(月一度程度)
・SNSなどでのen.toや地域の魅力発信
・地域活動への参加、企画
・en.toの庭や設備の維持管理サポート
[ 条件 ]
①en.to家守&コミュニティマネージャーについては、en.toシェアハウスに住んでいただくことが条件となります。
[ 報酬 ]
①家守&コミュニティマネージャー
家賃の免除
②サポーター
二拠点プラン利用料金より5,000円割引、または宿泊費1ヵ月あたり1泊分免除
[ 住所 ]
長野県塩尻市大門三番町1−7
[ 応募要件・求める人材像 ]
<求める人物像>
・人との出会いや、人に喜んでもらうことが好き
・コミュニティづくりや人と人を繋ぐことに興味がある
・地域づくりや地域活性化に関わるきっかけが欲しい
・地域活動や地域の魅力を伝えることに興味がある
・整理整頓や掃除が得意/苦にならない
・共同生活をしてみたい
[ 選考プロセス ]
書類選考
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面接2回(リモート、現地)
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内定
個別相談も可能です
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応募前に質問や確認したいことがある方は個別相談を受け付けます。
◎企業担当者と応募前に事前に説明や相談を行うことができます。
どんな会社なのか、実際の働き方はどうなるかなど、気になる点をざっくばらんにお話ししましょう。