
コロコロ転がすとやさしい音色でオルゴールが流れる「森のささやき」や、すべすべとした木肌が心地よい「まあるいつみき」。子どもたちの遊び心に火をつけるおもちゃたちがあるかと思えば、まな板やせいろ、鉄器など日本の伝統工芸から生まれたさまざまな生活用品も。
これらの製品を手掛けているのは、長野県塩尻市に本社を置く産地問屋「酒井産業株式会社(以下、酒井産業)」、そして提携する全国各地の工場のみなさんです。

社是である「自然のぬくもりをくらしの中に」を軸に、時代の要請やお客さんのニーズに寄り添った商品開発や、環境づくりに貢献できる人を育てる木育、国産漆の植樹や管理、伝統技術の承継など、卸売事業だけでなく多様な事業を展開してきた酒井産業。
しかし、人口流出による高齢化や過疎化、林業や伝統工芸の担い手不足など、産地では多くの課題があります。今回募集するのは、酒井産業の営業担当として働きながら、より多くの人たちに木や自然の価値を伝え、届けていく方。企業や人、地域をつなぎ、課題解決を行ないながら、持続可能な事業や社会のあり方を一緒に模索していくことのできる仲間を探しています。
疎遠になりつつある生産地と消費地をつなぐため、今、産地問屋だからこそできることは何か。そこにはどんな可能性があるのか。そのヒントを探るため、4代目代表取締役社長の酒井慶太郎(さかい・けいたろう)さん、執行役員で営業本部新規事業部部長の百瀬守(ももせ・まもる)さん、東京営業所で主任として勤務する工藤静香(くどう・しずか)さんの3人にお話を聞きました。
自然のぬくもりをくらしの中に
中山道や奈良井川、国道19号、JR中央西線が通り、古くから人や物、情報が行き交ってきた木曽地域には、今でも宿場町の町並みが残り、日本だけでなく世界各地から多くの観光客が訪れています。今回取材する酒井産業は、木曽の北の玄関口にあたる塩尻市の贄川(にえかわ)地区に本社を構える産地問屋です。
先代から続くスローガンは「自然のぬくもりをくらしの中に」。ヒノキ、スギ、サワラ、カラマツ、竹などの国産材を中心に、箸、器、まな板、飯切りなどの卓上用品、調理道具、小家具から木のおもちゃ、工作キットまで、取り扱っている製品は全部で1,500アイテムに及びます。
まず、案内されたのは本社にあるサンプル室。百瀬さんに扱う製品をご説明いただきました。

百瀬さん「うちの会社には工場はありませんが、家内工業から30名規模の工場まで、さまざまな技術を持った全国150社ほどの工場と提携しながら、各産地の材を利用し、材の特性に見合った用途の製品に加工してもらっています。いろんな方たちのお力をお借りしながら、どんなものでも形にできて、届けたいものをつくれるというのがうちの会社の一番の強みだと思います」

現在、酒井産業の主力事業は、生活協同組合(以下、生協)の組合員に向けた通信販売。近年はEC通販にも力を入れ始めました。環境問題意識の向上や、コロナ禍を経て自然を身近に求める人たちが増えたこともあり、事業は順調に推移しています。

“木育カンパニー”という呼び声も高い酒井産業。木育とは、幼児期から森林や木材との関わりを深めることで、持続可能な暮らしや社会、環境づくりに貢献できる人を育てる活動のこと。酒井産業では「木育によって地域や日本の環境にも思いをめぐらせることになり、それが結果として『子育て』につながっていく」として、市や商工会議所と連携し「木育フェスティバルイン信州しおじり」は2011年から毎年開催されています。

百瀬さん「そもそも周りに森がなかったり、家のなかでもまな板はプラスチックだったり。ひょっとすると木は立木で、木の中がどうなってるかも知らないで育つ子どもたちもいるかもしれません。そうした時、遊びのなかで木について学ぶためにつくったのが、ロボ木ー(ロボキー)です。実際につくる時には、『温暖化は二酸化炭素が問題だけど、ロボ木ーは二酸化炭素を固定してくれているんだよ』というのを噛み砕いた形で説明しています」

さらに、酒井産業が新規事業として始めているのが、空間の一部を木を使った空間に変える木質化事業。より多くの人が日頃から自然のぬくもりを感じられるよう、空間に木を取り入れることを提案しています。
百瀬さん「木のある空間にいると、心が穏やかになったり、喧嘩が減ったりすると言われています。木に親しむ子どもが増えれば、大人になって『木っていいな』と思う人も増えるかもしれない。そんな未来を想像しながら木質化の事業を続けています」
時代やニーズにフィットした提案で進化を続ける酒井産業
1935年に創業した酒井産業は、今年で90周年を迎えます。最初の社屋があったのは、漆工町として有名な木曽平沢。当時の暮らしを知るのは、酒井産業の4代目で社長の酒井さんです。

酒井さん「木曽平沢の裏通りの一角に、築50年くらいの土蔵があってね。1階を仕事場、2階を住居にして、祖父と奥さんと子どもの計7人で住んでいたそうです。祖父は漆器の行商で、当時は、旅館とか寿司屋にテーブルを卸したり、観光業が盛んになってくると、民宿で使うような座卓やお椀を卸したりね。革のバッグに見本を詰めて、全国各地を回っていました」

最初は、漆器問屋からスタートした酒井産業も、交通網の発達や核家族化、生活様式の変化も相まって時代とともに業態や業種を変えてきました。
酒井さん「昔は物の運搬といえば鉄道とバスの輸送だけ。夕方になると、段ボールで荷造りされた漆器製品が木曽平沢駅のプラットホームいっぱいに並んで、それを貨物列車に積んで出荷する、というのが当たり前の光景でした。2代目の父の頃には、高度経済成長期に入り、次第に物流インフラも整ってトラック輸送が一般的になってきたので各家庭への個配も始まりました。自分たちで工場を持って、大型スーパーにテナントとして出店していた時期もあったそうです」
組合員の生産や生活を守り向上させることを目的に各地で立ち上がった生協は、ちょうどこの頃に組織化され、規模も大きくなりつつあったそう。当時の生協は生鮮食品の取り扱いしかしておらず、酒井さんたちはそこに目をつけました。しかし、当時のチラシはガリ版刷りのモノクロ印刷。漆器製品は白黒では質感が伝わりません。
そこで酒井さんは、焼き物、鉄製品を扱う二社と合同でカラー印刷のチラシをつくり、「生活用品も掲載しませんか」と提案に行ったのです。このことが現在まで続く生協との関係性の始まりでした。

下地づくりに使える錆土(さびつち)粘土が発見され一躍有名になった木曽漆器。錆土粘土は鉄分を多く含むため、他の産地よりも堅牢な漆器ができるといわれている
酒井さん「すると生協から『木曽から来ているなら、木曽でつくったヒノキのまな板とか、サワラ(※)の飯切りも一緒に持ってきたらどうか』とご提案いただいて。そこから、岐阜や神奈川、四国、北海道のものなど取り扱う製品の数も少しずつ増えていき、現在は北海道から九州まで、150ほどの提携工場があります」
酒井産業が生協に卸している製品で取り扱い量が特に多いのが木のおもちゃ。当初は漆器だけの取り扱いだった酒井産業が、なぜおもちゃを販売するに至ったのでしょうか。
酒井さん「今から40〜50年ほど前、組合員を増やすために生協の人たちが各地の団地に出向いて、食材の試食提供をしていたんですね。団地に住む方がお子さん連れでくるということで、生協から『お椀をつくる時に出る木端(こっぱ)を持ってきてほしい』と頼まれて。トラックいっぱいに木端を詰めて持っていくと、子どもたちが一斉に群がってトンカンやるのが、ものすごい人気になってね。親御さんが『帰るよ』って呼んでも遊んでいるくらいだから、生協の人もゆっくり勧誘活動ができたそうです」
しかし、なかには尖っている木端もあって危なかったため、『木っ端を家庭でも使える積み木に加工したらどうか』という話に。当時はカラフルなおもちゃが次々と販売されていた時期でしたが、酒井産業では「安全安心な積み木を届けたい」と、あえて焼印だけを入れたシンプルなものに仕上げました。この出来事が、酒井産業が木のおもちゃを開発するきっかけとなったのです。
※サワラ: 裸子植物マツ綱のヒノキ科ヒノキ属に分類される常緑高木になる針葉樹の1種
つくり手の思いのこもった製品を全国へ届ける営業チーム
漆器に始まり各地の伝統技術や文化が息づく生活用品、そして木のおもちゃと、創業から今に至るまでに多様化してきた製品のラインナップ。それらを生協への営業を通じて全国の組合員に届けているのが営業担当の工藤さんです。
東京が拠点となる営業部隊は、現在工藤さんを入れて3名と少数精鋭ですが、コンパクトなチームだからこその連携のしやすさも活かしながら、日々業務に邁進しています。
工藤さん「生協はカタログを見て注文したものが毎週届く仕組みです。営業の流れとしては、まず担当している生協に提案書を持参し、商談をします。その後、いただいたフィードバックを反映させながらカタログの誌面を完成させていきます。通常、商談から配布までは半年以上かかるので、今はちょうど秋のカタログに向けた提案が始まるところです。『こんな新商品もあるので一緒に載せるのはどうか』など、既存や新規の商品を組み合わせて『こういう形でまとめたので今度の企画のテーマにどうですか』と、実際の紙面ラフをお見せしながら商談する形ですね。次はどの商品を持っていこうかというのを、いつも頭の中でぐるぐる考えながら仕事しています」
生協とひとくちに言っても、地域ごとに運営元も違えば、組合員さんの年齢層なども違います。さらに、キッチン用品から生活雑貨、防災グッズからおもちゃなど、部門に応じて担当バイヤーが異なるため、同じ生協でも何種類もの誌面ラフをつくって持っていく必要があります。春夏秋冬、旬や適切なタイミングを考えて提案をつくる様子を聞いていると、まるでファッション誌の編集者のお仕事のよう。営業担当として動く上で、工藤さんが大切にしていることは何でしょうか。
工藤さん「大きな組織を相手に営業をしていると、ある程度相手のルールに則って営業をしていかなければなりません。多少疑問に感じるような部分があっても、企画に載せていくために、手を尽くしてできるところまではやる。そういった努力が必要かなと思います。それから、いくらお客さんが求めていて、クライアントから企画の話があっても、それをつくってくださるメーカー様がいないことには何も始まりません。だからこそ、大切にしていくべきはやっぱり提携工場のみなさんとの関係性だと思っています」
提携生産者との関係が一番の宝。つくり手と買い手をつなぎながら価値ある商品を届けていく
酒井産業の社是のなかにも、「全国の提携生産者とのパートナーシップをより強靭なものとする」という一文がしっかりと明記されています。これを盛り込んだのは、酒井さんご自身。酒井さんが入社した当初に提携生産者からのある一言がきっかけとなりました。

酒井さん「酒井産業に入るまでは、東京にある宝石などを扱う一部上場企業で3年ほど働いていました。3年目にはある程度数字もつくれるようになっていたこともあり、帰ってきてどんぶり勘定みたいな実家の経営を見て、生意気なことをたくさん言っちゃった。ある時、生産者の会の代表に『慶太郎くんさ、俺たち、君にはついてかねえから』って言われちゃってね。それで『ああ、俺がここでいくら何か言ったとしても、父親に全国の生産者の気持ちを握られてしまっているから、話にならないな』と。そこからは『もう言ったことは全部やって、誠意は行動で示すしかない』と、がらっと気持ちを切り替えて」
毎年5月に開催する「酒井産業お取引先説明会」は、酒井産業と提携のある全国の生産者のみなさんが一堂に会する機会。この時は、東京にいる営業チームも含めて酒井産業の社員全員が塩尻に集合します。つくり手と直につながり、思いを聞くことで、それぞれの日々の業務にも活かしていきます。
近年は燃油価格の高騰など、相次ぐ物価高の影響で製品の値段を上げざるを得ない状況があり、時には提携先工場や販売先と難しい交渉をしなければならないことも。大切なのは酒井産業としての軸を大切にしながら、状況に流されることなく、双方にとって最適なソリューションを提案し続けていくこと。
工藤さん「例えば、今、まな板を連続して値上げせざるを得ない状況があって。メーカー側に確認しても、運送費や人件費、材料費や工場を稼働させる燃料費など、すべてが値上がりしていて、現場からすると値上げして当然な状況がある。ただ、そうした状況が見えづらい買い手の立場からすると、『また値上げか』みたいになってしまうので、諦めずに地道に状況を伝えることを心がけています」
そこで工藤さんが提案したのは、ワンサイズ小さなまな板の商品開発でした。

工藤さん「使う材木の量が減れば、多少はコストを抑えることができます。まな板は酒井産業で10年以上販売しているアイテムですが、10年経てば子育ての仕方や料理の仕方もだいぶ変わりますよね。小さなサイズがあれば、軽くて使いやすいし、最近の都内のマンションスタイルのお宅はキッチンがコンパクトで求めてる方も多いということで、つい先日提案してきたところです。こうした提案から新たな商品開発まで一緒にできるというところに価値を感じていただければ、それがまた酒井産業を選んでくださる理由につながるのかなと考えています」
問屋の役割は、産地が持続していくための課題解決
2023年10月、酒井産業は「すり漆」箸の工房を立ち上げました。「木曽ひのき箸」という名前で土産物として親しまれている商品で、お願いしていた職人の最後の1人が引退したことを機に、内製化に踏み切ったといいます。

酒井さん「本来は一膳500〜600円くらいする箸が、価格競争で値段がどんどん安くなってしまって、今では安いところで一膳150〜200円くらい。そこをなんとかうちがつなぎとめながら、適正価格まで持っていけば、少しずつ担い手も増えてくるのではないかと思ってます」
伐採から製材、生地製造や塗りなど、工程の多い木製品は、プラスチック製品と比べて完成までに時間がかかります。だからこそ、産業全体を持続させるためには、長期的な視点に立ちながらシステム全体を俯瞰し、時には自分たち自身が介入することも必要になります。骨の折れる作業に見えても、長い目で見れば酒井産業の経営にとってプラスに働きます。

さらに、自然の恵みを暮らしにつなぐ事業をやり続けるということは、働く人やその家族、その人たちが暮らしている地域を大事にする姿勢にも自ずとつながっていきます。
工藤さん「酒井産業は『自分の身体やメンタルを優先して、家族を大事にして、次にそれが整ったらしっかり仕事してね』という順番をまず最初に言ってくれます。大事な案件で今日中に資料を仕上げたいけれど、子どもの学校から電話で『熱があり、一人では下校させられないので迎えに来てください』と呼び出されるとか、入社してから何件もあったんですよね。そんな時に『もちろんそっちを優先してね』と第一声で言ってくれることが続けられている一番の理由かなと思います。子育てしながら仕事をすることの大変さを身をもって感じているので、理解がある職場で仕事できるのは大変ありがたいです」
2025年春、酒井産業では新たな挑戦が始まろうとしています。JR木曽平沢駅前に購入した文化財に指定された古民家を活用して観光・インバウンド向けの宿やカフェ、地域の子どもたちが放課後に集まる居場所をつくるプロジェクトです。
酒井さん「今の事業のほとんどは自然から生まれたものを加工してお客さんの暮らしの中に届けるものですが、自然の中にお客さんを連れていくことがあってもいいかもしれない。自然を案内することは、自然や水の循環、間伐材と天然林とは何か、どういうふうに自然を守っていくかという話につながっていきます。そうすると、消費者の人たちがより理解しながら木製品を使ってくれることになる」
卸売事業が中心だった酒井産業としては全く新しい領域でのチャレンジ。それでも、酒井さんは、新たにインバウンドや観光客に対しての事業を展開することに対する違和感は全くないといいます。
酒井さん「ほら、“問屋不要論”ってのがあるじゃない。誰もが自分でつくったものをネット上で販売できる時代で、問屋として生き続けるというのはなかなか難しい。一方、産地と消費地を結ぶなかで、森や地域の課題が見えてきます。課題がそのままだと、産地として立ち行かなくなっていく。そこで観光だったり、木育だったり、生産者と消費者とつなぎながら、課題があれば解決していくのが、僕たち問屋の役割なんじゃないかなと。物を右から左に動かすだけの問屋だとしたらいつかはなくなると思う。でも酒井産業はそうはならないんじゃないかな」
地域の自然の恵みを価値として届けることから始まった酒井産業。酒井産業のみなさんの眼差しは、林業や伝統産業など経済全体をとらえた大きなシステムと、優れた技術をもち価値ある商品を生み出すつくり手や地域で暮らし働く人など、目の前の小さな営みの両方に向けられています。酒井産業で働くことは、商品をお客さんに届け生活を豊かにすることだけでなく、巡り巡って産地の持続可能性にもつながっていきます。
仕事を通じて叶えられるこうした未来にワクワクできる方、ぜひ酒井産業の門戸を叩いてください。人のため、地域のため、自然のためにできることがたくさん待っていますよ。
文 岩井美咲
編集 風音
写真 山田智大
募集要項
[ 会社名/屋号 ]
酒井産業株式会社
[ 募集職種 ]
①営業(東京営業所または本社)
②企画開発(本社)
③木育新規事業(本社)
[ 取り組んでほしい業務 ]
営業、営業サポート、企画作成
[ 雇用形態 ]
・正社員(試用期間3ヶ月)
・業務委託(ゆくゆく正社員となっていただくことも可能)
[ 給与 ]
月額170,000〜210,000円
[ 勤務地 ]
本社(長野県塩尻市長瀬2307−2)
東京営業所(豊島区東池袋3−15−2)
[ 勤務時間 ]
本社8:30-18:00(休憩10:00-10:10,12:00-13:00,15:00-15:20)
東京9:00−18:00(休憩12:00−13:00)
[ 休日休暇 ]
・年間休日117日(月に一度程土曜日出勤あり)
・日曜祝日
・夏季休暇
・年末年始休暇
・慶弔休暇
・有給休暇
・特別休暇
[ 昇給・賞与・待遇・福利厚生 ]
・賞与年2回
・住宅手当
・家族手当
・通勤手当
・食事手当
・時間外手当
・健康保険、雇用保険、労災保険
・制服支給
・駐車場あり
・育児休業制度(現在1名取得中)
[ 応募要件・求める人材像 ]
自ら考え行動し挑戦できる人、粘り強く取り組める人
[ 選考プロセス ]
書類選考
↓
面接
↓
内定
[ その他 ]
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