「このまちの豊かな自然や旬の食材を生かし、都市部で働く人のお手伝いができないだろうか」
都市部で働く人々をまちに受け入れ、自然の中で深呼吸をすることや、人とのふれあいを通して心と身体をほぐすお手伝いをする。そんな事業に取り組むまちが長野県にあります。
長野県の東部に位置する小海町で生まれた「憩うまちこうみ」事業。ターゲット層は、都市部の企業で働く社員です。企業の福利厚生の一環や、ワーケーション・研修先として、継続的に小海町に訪れてもらうことで、まちの関係人口を増やすことが目的です。
今回の募集は、地域おこし協力隊。「憩うまちこうみ」の事務局として、まちと提携先企業をつなぎ、関係性を深めていく人を探しています。
訪れたのは、松原湖の湖畔にある「憩うまちこうみ拠点施設」。小海町役場渉外戦略係主査の篠原直也(しのはらなおや)さん、現役の協力隊員であり、「憩うまちこうみ」事務局の浅田恵理子(あさだえりこ)さん、同じく小海町の地域おこし協力隊としてワイン用のブドウ栽培に取り組んでいる長谷川達也(はせがわたつや)さんの3人にお話を聞きました。
「働き方改革」を切り口に、都市部の企業と小海をつなぐ
長野県の東部に位置する小海町は、町の中心部には千曲川が流れ、西側には八ヶ岳連峰がそびえています。自然豊かなまちでありながら、東京から電車で約2時間、車で3時間と好アクセス。まちのシンボルのひとつである松原湖高原は、夏は避暑地として別荘地やゴルフ場を利用する人、冬は全面凍結する松原湖でワカサギ釣りを楽しむ観光客で賑わいます。
しかし、近年は観光客の減少や後継者不足によりやむを得ず閉業する宿やお店も出てきました。まちが続いていくために、今後どのように外からまちに人を呼び込み、まちとの関係をつくるのか。小海町役場の渉外戦略係は、その戦略を練って実践する係です。
これからの小海町のあり方を考えるために、小海町役場は2016年に「まちづくり懇話会」を開き、地域の人たちと一緒に話し合いました。
篠原さん「小海町のいいところは自然と人。ただ、それだけではありきたりです。まちの良さを生かして、人を呼び込むにはどうしたらいいかと考えた時に出てきたアイデアが、個人に向けたto Cではなく、企業に向けたto Bのアプローチだったんです。そこで注目したのが当時世の中で注目されていた”健康経営”です。このまちの豊かな自然や旬の食材を生かし、都市部で働く人の心とからだの健康の維持・増進のお手伝いができないだろうかと。」
もともと小海町の観光業は、小海を訪れる観光客と迎え入れる宿の人たちが関係性を築いており、「小海の人に会いに行く」ことを目的としたリピーターが多いという特徴がありました。その流れを生かしつつ、観光以外の切り口で人を呼ぶために、個人ではなく企業と連携して、継続的に小海町を訪れてもらうことで関係性を築くという方針が定まりました。
こうして、動き出したのが「憩うまちこうみ」事業です。企業の社員研修やチームビルディング、ワーケーションなど利用目的に合わせ体験プログラムを設計して提供します。
事業の核となる「Re・Desighセラピー」はリラックス、瞑想、コミュニケーション、そしてデトックスの4つの要素を組み合わせて実施されます。
企業の社員が都会を離れ、小海町の地場野菜を使った健康的な食事、そしてセラピストとのヨガや自然の中でのセラピーウォーク、焚き火セラピー等を通して、心身を癒す。そして、自分自身や仲間に対する”気付き”のきっかけを得るという、小海町ならではのプログラムです。
セラピストとして活躍する町民は、現在22名。植物や動物が好きな人がいれば、コーチングやヨガの知識がある人、地域の歴史に詳しい人など、それぞれのセラピストが自身のバックグラウンドや特技を活かしています。
「憩うまちこうみ」事務局は、提携企業とまちのつなぎ役
「小海のことを気に入って、『憩うまちこうみ』と連携してくださる企業は、そもそも『人』を大事にしている企業ばかりなんです。私も会社員時代にこういう研修に参加したかったくらい」
そう微笑む浅田さんは、2022年から地域おこし協力隊として「憩うまちこうみ事務局」に赴任してきました。千葉県出身の浅田さんは、小海町にやってくる前はまさに「憩うまちこうみ」のターゲット層である都心の企業で働いていたといいます。
浅田さん「東京ではマーケティングリサーチの仕事をしていました。楽しかったけど残業も多く、体調を崩す同僚もいて。コロナ禍で完全リモートワークに切り替わったことも相まって、”東京で働き続けること”に対して漠然とした疑問を感じるようになって。そんなときに『憩うまちこうみ』の求人を見て、ビビッ!ときたんです。」
もともと心理学やメンタルケアに興味があったという浅田さん。都会から離れた自然の中で、メンタルケアも含めたセラピーを行うという事業内容に特に魅力を感じたそう。また、東京以外の土地で暮らしてみたいという思いもありました。
浅田さん「大学のときに、震災復興のボランティアで東北を何度も訪れて地域の方と交流するうちに、まるで自分のおばあちゃんに会いにいくような関係性が育っていったんです。私もいつかどこかの地域で暮らしてみたいと思っていたので、これはきっといいタイミングだし、行ってみようかなと。」
それまで地域おこし協力隊という制度や、小海町のことは何も知らなかったという浅田さん。ご自身の直感に従って応募をし、小海町へとやってきました。
浅田さん「私はずっと関東圏で生きてきたので、自分がこっちに移住してしまえば、自分自身が拠点の一つになれると思ったのも大きいですね。プライベートでも友人を呼べるじゃないですか。なんとなく都会を離れたいなって気分になったときに、小海町が私の周りの人たちにとっての息抜きの場のひとつになったらいいなって。」
浅田さんの移住をさらに後押ししたのが、地域おこし協力隊の先輩隊員である長谷川さんたちの存在でした。長谷川さんは、小海町でワイン用のぶどう栽培にチャレンジするため、2021年に神奈川から小海町へやってきました。
長谷川さん「ワインが作りたいというのももちろんですが、ぶどう栽培含め農業に興味があったんです。関東にいた頃はIT系の会社で働いていたんですが、パソコンを触っているより外で動いているのが好きで。小海の自然の中で農業をするのは、自分にとって熱意を持ってやれる仕事なんじゃないかとワクワクしました。」
浅田さん「私がちょうど協力隊の募集を見たときに、小海町のことをいろいろ調べたら長谷川くんたちのYouTubeが出てきて。小さなまちだけど、なにか面白いことをしている人たちがいるんだなというのも、一つの決め手になりました。移住のハードルがかなり下がったというか、大丈夫そうだなって。」
それぞれの声を聞きながら、課題を見つけ、解決に向けて動いていく
今回の募集は、現在浅田さんが担当している「憩うまちこうみ」事務局としての業務を担う人材です。具体的な仕事の内容を伺いました。
浅田さん「基本的には、提携企業とまちとのつなぎ役になります。企業と連絡を取り合って研修目的や日程を確認しながら、プログラム内容を企画していきます。企画が決まってきたら、町内の各セラピスト、飲食や宿泊事業者とアポイントを取って、町内の調整をしていきます。」
滞在プログラムの一例としては、昼頃に小海町に到着してから地産地消の食材を使ったデトックスランチをし、午後の時間を使って森林セラピーウォーク。セラピーディナー後には、焚き火を囲んでコミュニケーションを取り、仲間との距離を縮める焚き火セラピー。翌朝は森の中でヨガを行い、松原湖畔を一望できる拠点施設でリモートワークやミーティングをし、帰路に着くという流れ。
プログラムの実施は夏季を中心に、年間平均して月2~3件ほど。研修がない時は、町民セラピストの育成のために研修を組んだり、一緒に森を散策したり、コミュニケーションを取りながら地域の人との関係性を築くのも大切な仕事です。
多くの人と関わり、継続的な関係を築いていくことが必要な今回の求人。どんな人が求められているのでしょうか。メインのターゲットは企業ですが、法人営業の経験は必須ではないそう。
篠原さん「提携先企業の方や飲食・宿泊事業者とお付き合いしていく上では、一般的なビジネススキルは大切です。ですが、まちの人と関わるときにビジネス的なコミュニケーションをもちだすと仲良くなれない。相手を見て柔軟にコミュニケーションが取れることが大事。人と話すことが好きで、いろんな人の声を聞きながら、方向性をまとめていける人がいいですね。」
小海町役場など行政関係者、提携企業、小海の飲食店や宿泊事業者、町民セラピスト、農家さんや、まちの人たち。関わる人の幅が広く、おのずと関わる人数も多くなるため、それぞれとうまくコミュニケーションを取りながら、事業を進めていくことが大切です。
浅田さん「どの方もそれぞれ個性がありますし、『この会社にはこのセラピストが合いそうだな』とカスタムしながらプログラムを組んでいくので、『この人はどんな人なんだろう?』と興味を持って、相手を知ることが好きな人だといいのかな。」
協力隊の任期は3年間。今回の募集は、一から事業を立ち上げるのではなく、すでに走っている事業に参入する形になります。赴任後の働き方はどうなるのでしょうか。
このまちだからこそ提供できる価値を探っていく
浅田さん「まずは、提携企業や町内関係者とつながりをつくるところから。最初は、まずは私や篠原さんと一緒に各所を訪れて挨拶回りから行います。それから、実際に企業とコミュニケーションをとりながらプログラムを組んで、アテンドをする一連の流れを経験していきます。初年度はとにかく事業を回しながら、企業や町の課題とニーズを”知る”ことに注力してほしいです。」
ほかにも、同様の事業を行っている自治体や団体と横のつながりをつくるため、長野県内で開催される森林セラピーの勉強会やイベントに参加したり、視察にいくこともあるそう。
浅田さん「小海らしさをもっと引き出すにはどうしたらいいのか、他の地域に視察にいくことで、まちの良さに気づくこともあります。いろんな地域の取り組みを見つつ、小海町で私たちができることを日々考えていますし、着任される方とも新しい方向性を一緒に考えていけたらうれしいです。」
篠原さん「1年目は、今の形でやるべきことを理解していただいたり、関係する人とつながってほしいというのはありますが、2年目、3年目、そしてその先の活動に対して、『こうしなければいけない』というような括りはありません。事業に関わる人たちの意見や要望を聞きながら、自分のやりたいことをやっていってもらえればと思います。」
先輩隊員である浅田さんは、自身の赴任直後のことをこう振り返ります。
浅田さん「小海には協力隊員が何人かいますし、一緒に働く渉外戦略係の人たちはとても面倒見が良くて、仕事のことはもちろんガスが止まったとかプライベートのハプニングもすぐに助けてくれました。提携先の企業の方々も、仕事相手でありながらも『小海で新しいこと頑張ろうとしている人』として応援してくれて。一人で頑張らなきゃいけないなんてことはありません。私も産休に入りますが、後任の方のサポートをしていきたいと思っています。」
まちの中の人と外の人、両方がいることでまちは続いていく
これからの事業の考え方は色々な可能性がありますが、「憩うまちこうみ」事業が目指す方向性は立ち上げ当時から変わっていません。改めて、この事業を通して目指したいまちの姿を聞きました。
篠原さん「外からの人の流入を継続的に生み出すことが、この事業の一つの大きな役割です。自然が自然としてまちにあるのは、手をかけてくれる人がいるから。みんながイメージする『田舎の美しい自然』は、人の手が入って維持されているから美しいんですよね。道路沿いの林ひとつとっても、『来てくれる人のために』と木々を間伐して、草を刈って、整備してくれる地元の人がいる。古くから観光業で栄えてきた小海町では、外から訪れる人が途絶えたらまち並みの維持が難しくなってしまう。『憩うまちこうみ』の事業を通して、まちの風景が続いていく未来をつくりたいと考えています。」
そのためには、企業と地域の方との関係性をつくりながら、小海町に中長期で関わってくれるようなファン人口の創出も求められます。
浅田さん「企業側からも、『せっかく地方に行くならもっと地域の人と交流がしたい』とか、『農作業を手伝ってみたい』といった要望もあるので、ただ小海に滞在してもらうだけでなく、各地でまちの人との接点があるようにプログラムを組んでいます。だからこそ、一緒にプログラムをつくっていける仲間をまちの中で探しながら、つなげていくことも大事ですね。」
地域おこし協力隊として、小海町でぶどうの栽培に取り組む長谷川さんも、こうして「憩うまちこうみ」の事業に関わるようになったうちのひとりです。長谷川さんは、プログラム参加者にぶどう畑を案内し、苗植え作業等の農作業体験を提供しています。
長谷川さん「皆さんすごく楽しそうに作業をしてくださいますね。後日会社のプログラムとは関係なく『また小海に行きたいんだけど、長谷川さんのぶどう畑に遊びに行ってもいいですか?』って個人的に遊びにきてくれることもあるんですよ。」
企業を受け入れる際に大事にしているのは「おもてなし」の心。
長谷川さん「僕が小海町に初めて来たときに、まちの人がみんなそういうふうに接してくれて、小海を好きになったからなんです。地元にいた時は、『外の人をもてなそう』という気持ちになったことはなかったけれど、今は自然とそれができていているような気がします。」
浅田さん「長谷川くんに限らず、事業に協力してくれるまちの人の『おもてなし』感はすごく感じます。農作業でも、農家さんに『本当にちょこっとだけ、大根を1本でも抜けたら』とお願いしても、いろいろな種類の野菜をたくさん用意してくれて。『憩うまちこうみ』の事業があるからこそ、いい関係を今後も生み出せたらと思います。」
「まちの良さ」を維持していくためには、まちの中の人と外の人、両者の関わりが必要。都市部の課題とまちの課題がつながりを通して解決される。その中継地点として機能する「憩うまちこうみ」の事業。まちに関わる人たちが、それぞれにいい関係性を構築し続けていくために、何ができるのか。小海町の未来の風景を考え、一緒につくってみませんか。
文 風音
写真 yamania
募集要項
[ 会社名/屋号 ]
小海町役場
[ 募集職種 ]
憩うまちこうみ事務局
[ 取り組んでほしい業務 ]
○憩うまちこうみ事業の事務局機能
・提携先企業へのプログラム(案)の提案
・各プログラムのセラピストとの連絡、調整
・各セラピストへの各種研修事業の実施
・憩うまちこうみ事業情報発信
・憩うまちこうみ拠点施設管理運営
○事業発展ための取組み
・協定企業との町をフィールドとした事業展開の折衝 (ex:松原湖エリアのサステナビリティを軸とした観光事業促進、町の文化醸成のイベント企画等)
・外貨獲得に向けた事業展開推進
・事務局機能のフォロー
※その他、各種イベントのお手伝い、各種会議への出席、PR業務等もお願いすることがあります。
[ 雇用形態 ]
地域おこし協力隊(小海町会計年度任用職員)として、町長が任用します。 任用期間は、令和6年4月1日以降委嘱日から令和7年3月31日です。
※任用期間は最大で3年まで延長を行う場合があります。但し、毎年年度末に報告会等を行い、継続採用について判断します。
[ 給与 ]
月額233,000円
※年2回(6月と12月)の賞与あり。
[ 勤務地 ]
主に小海町役場、憩うまちこうみ拠点施設、プログラム実施地(小海町内)
[ 勤務時間 ]
1日につき7時間00分(午前8時30分から午後4時30分、12時~13時:休憩時間) 休日及び時間外勤務については振替可能。
[ 休日休暇 ]
【休暇】 週休2日を原則として、業務内容によっては調整することとなります。 【有給休暇及び特別休暇】 年次有給休暇及び夏季休暇等の特別休暇については、小海町会計年度任用職員の勤務時間、休暇等に関する規則の定めるところにより、任用期間に応じた日数が付与されます。
[ 昇給・賞与・待遇・福利厚生 ]
【社会保険等】社会保険等(雇用保険、厚生年金、健康保険)に加入します。
【住居】任用期間中に生活する住居は、小海町が準備した住居又は賃貸住宅(町が費用負担)になります。(転居費用、共益費、光熱水費等は除く。)
【交通費等】任用期間中の必要な旅費は町で負担し、活動用自動車は用意します。※通勤に係る費用については、支給いたしません。
【活動費】自動車燃料及びその他活動に要する経費(消耗品、研修負担金等)は町が負担します。
【副業】勤務時間外や休日で業務に支障がなければ、規則内で副業を認める場合があります。
[ 求める人材像・応募要件 ]
【求める人材像】
〇心身ともに健康で、地域の活性化や住民との協働による活動に意欲と情熱を持って取り組むことができる方
〇地域の特性や慣習等を尊重し、地域住民と積極的にコミュニケーションを図ることのできる方
〇外部の視点をもって新しい価値を生み出すことのできる方
〇協力隊の任期終了後も、小海町に定住し、起業・就業しようとする意欲を持つ方
【応募要件】
〇総務省が定める三大都市地域をはじめとする都市地域等(※1)に在住しており、任用後は住民票を小海町に移動し居住できる方。ただし、在住地の要件がこの限りでない場合がありますので、詳しくは担当までお問い合わせいただくか、総務省の地域おこし協力隊の地域要件(※2)をご確認ください。 ※1「三大都市地域をはじめとする都市地域等」とは、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県及び奈良県、並びに札幌市、仙台市、新潟市、静岡市、浜松市、岡山市、広島市、北九州市、福岡市及び熊本市のうち、過疎地域自立促進特別措置法、山村振興法、離島振興法及び半島振興法に指定された地域以外の都市をいいます。 ※2 ①「地域おこし協力隊員の地域要件について」 ②「特別交付税措置に係る地域要件確認表」
〇 普通自動車免許を所得しており、実際に自動車の運転ができる方。
〇パソコンの一般的な操作(Word、Excel、Power Pointなど)ができる方
〇SNSなどを活用して情報発信のできる方。
〇小海町の条例及び規則等を遵守し、職務命令等に従うことができる方。
〇地方公務員法第16条の欠格事項に該当しない方。
〇暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条第2号 に規定する暴力団その他反社会的団体又はそれらの構成員に該当しない方。
[ 選考プロセス ]
書類選考
↓
1次面接
↓
2次面接
↓
採用
・取得した個人情報は、採用選考にのみ使用します。
・選考プロセスは変更になる可能性があります。
・不採用理由についての問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。
[ その他 ]
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