地域に根差した「町の本屋」中島書店とは

1955年創業の中島書店は、約70年に渡り総合書店として地域の皆様に愛される・喜んでいただける店舗を目指しております。児童書から文庫本、参考書、コミック、雑誌などの書籍だけではなく、文具や雑貨なども扱っています。

季節や行事、時流に合わせた特設コーナーなども社員発案で企画・実施しています。直近では、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まったタイミングで「読書が平和について考える機会になれば」という想いで、「いま、平和を想う」というテーマでブックフェアを開催。ウクライナやロシアの民話、戦争体験や歴史地理など幅広い分野の本を50種類以上並べ、一つ一つの本にスタッフが黄色と青色のポップにコメントを書いて紹介しました。

「いま、平和を想う」ブックフェア

また、行っているのは書店販売だけではありません。普段からお越し頂いているお客様への感謝と、もっと気軽に「町の本屋」に来て頂きたいという願いを込めて、年に2回ほど本とコーヒーを楽しむイベント「BOOK&CAFE」を開催しています。地域のコーヒー専門店やクラフト雑貨・焼き菓子の販売、ワークショップ、朗読会などを行い、毎回多くのお客様に足を運んでいただいています。それ以外にも様々なゲストを呼んだイベントを開催し、本を通じた文化の発信や交流拠点として、一歩一歩、歩みを進めています。

BOOK&CAFEの朗読会の様子。多くの家族連れのお客様もお越し頂いています

今回のインターンシッププロジェクトについて

おかげさまで現時点では多くの地域の皆様に足を運んでいただくことができています。しかし、業界全体ではネット化や書籍離れの影響を免れず、多くの書店が苦境に立たされているのも実情です。中島書店としても、これからの時代や世代、価値観に合わせ、常に変化と新たな手を打ち続けなければいけないと考えています。

そのために、今回は普段から通ってくださるお客様へのアンケートや深いインタビューを通じて、中島書店の強みや「町の本屋」を活用する理由を解明いただきたいと思っています。私たちも、普段からお客様とコミュニケーションを取ることはありますが、このネット時代になぜわざわざ「町の本屋」で買い物をしてくださるのか、明確に定義できていません。しかし、そこに「町の本屋」の未来や中島書店として今後の生き残りをかけたヒントが隠されていると考えています。

お客様へのヒアリングや、全国の書店の成功事例などを調べて頂きながら、今後の中島書店の戦略を一緒に考えていきましょう。「BOOK&CAFE」やイベントなど、これまで実施してきた施策の更なる改善や全く新たな視点から企画を考えて頂いても構いません。この企画を通じて、「町の本屋」の意義やこれからの世代に対してどんな価値提供ができるのか、自由な発想や切り口で考えて頂けることを期待しています!

「町の本屋」の必要性。答えのない問いに挑む

中島書店はいわゆる「町の本屋」です。私たちがこのままあり続けられるかという危機感、漠然とした不安とは常に隣り合わせです。これからは、販売するだけではなく、人と人、店と人の間に漂うものを大切にしていきたいと考えています。

今の時代になぜ「町の本屋」必要なのか。ネットでは感じられない「何か」がそこにあるはずです。答えのない問いに、ともに挑んでいただける方とご一緒できれば幸いです。

一緒に答えのない問いに挑みましょう!

※本事業は令和4年度「関東経済産業局における地域中小企業・小規模事業者の人材確保等事業」の一環として実施しています。

募集要項

[ 会社名/屋号 ]

有限会社中島書店

[ プロジェクト名・実施内容 ]

愛される「町の本屋」の秘密を解明!独自の生き残り戦略を共に考えよう

・これまでの会社の沿革や事業内容の理解
・一連の店頭業務や発注作業などの見学や体験
・当店へ通ってくださるお客様へのインタビューや成功事例調査
・インタビューや調査から中島書店が愛される理由を解明する
・上記の「強み」を基にした中島書店として進む方向性や施策の検討、など

[ 対象となる人]

・本が好きな方
・地域活性化や地方創生などに関心のある方
・経営や事業戦略などに関心のある方
・答えのない問いにともに挑んでいただける方
※一つでも当てはまれば、ぜひお気軽にご応募ください!

[ 得られる経験]

・町の本屋が愛される理由と生存戦略について考える経験
・答えのない問いに挑戦する経験
・書籍販売、出版業界の知識や経験
・企業の経営理念や経営戦略に携わる経験

[ 活動場所 ]

長野県塩尻市広丘高出1494-6
現地/オンラインでの活動を想定しています

[ 活動期間・条件 ]

“活動期間:令和5年2月~令和5年3月頃(詳細は個別応相談)
活動頻度:週2~4日程度 ※個別関わり方はご相談可能です!
活動時間:1日3~5時間程度(時間は応相談)
交通費:現地訪問の交通費や活動必要経費は企業負担となります

[ その他 ]

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中島書店高原通り店(@Nakajima_books)/ Twitter

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